Seki's Diary は 移転しました

_ [misc]公益性のない無断複製自動公衆送信

otsuneさん経由でlivemark.jp の掲示板を見たら、そこでも話題になっていたようだ。著作権とからめたときのキャッシュの是非については、Proxyサーバー、GoogleキャッシュやInternet Archiveの問題で、いろいろなところで議論を見たことがあるけど、いまだにすっきりとした結論は出ていないのではなかろうか。高木さんは「公益性」の一言で表現しているけれど、公益性があって、削除依頼に対応さえしていれば、キャッシュはオッケーということなのだろうか。だとすれば、公益性は誰が保証するのか。ポリシーを明示して、長年訴訟されずに運用されればオッケーということなのだろうか。

_ キャッシュの話をする人の論点には、本物のサイトなのかキャッシュされたページなのか区別ができないという点をあげる人がけっこういるようだけど、たとえばこのサイトとarchive.orgのキャッシュは簡単に見分けがつかないことを考えると、見分けがつくかどうかは是非の基準にはなっていないと考えられる。本質的には「公益性」の一言に落ち着くのではなかろうか。