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毎年、論文を選んで卒論生が編集してテキストを作成しているのだけど、今年は背表紙にAAで「キター」とか入っていてびっくり。こういうのが当たり前になってくると、次は卒論発表会、そして学会発表会、といったところで当たり前のように使われるようになってくるのだろうか。
瀬川さんのプロ入り試験を通して、将棋連盟では今後アマのプロ入りについて検討をしていくとのこと。そこで思うのだけど、アマがプロ入りするといっても、現状ではプロ入りしたからといって即座に安定した収入が得られるわけではない。だとすれば、現在持っている仕事を続けたままでプロ入りする、という道をつくるのはどうだろうか。つまり、フリークラスを「兼業棋士」としての位置づけとして確定させてしまう。これならば、プロ入りするアマの側にとっても、プロ入りした棋士を養う連盟の側にとっても、双方ともに負担が少ないと思われる。「仕事をやめないとプロにはなれない」というのでは、仕事をやめる本人にとっても、その人を今後養っていく連盟にとっても、負担が大きすぎる。負担が大きい方法は長続きしない。
_ 会社によっては、プロ棋士となった社員を会社としてバックアップする、ということもあるかもしれない。その社員が活躍すれば、会社の宣伝になるわけだから。
_ チェスの世界では、本業を他に持っていて、なおかつ世界的なプレーヤー、というのはいくらでもある話なので、将棋でもそういった棋士が出てきておかしくない。そういった兼業フリークラス棋士の中で、タイトル戦で活躍するような棋士があらわれたら、その棋士がそのまま兼業として続けていくか、将棋一本にしぼるかは、本人が判断すればいい。
_ 問題は「会社をやめないで本当にプロ棋士としての活動ができるか?」ということだけど、これは会社にもよるだろう。有給の範囲で活動するのか、それとも宣伝要員として、会社としてある程度棋戦参加を認めるのか。全棋戦参加は無理でも、棋戦を選んで参加すれば、ある程度の活動は可能だろう。
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