_ [Linux]CD-ROM のないノート PC に、Corega Ether PCC-TD から Debian GNU/Linux 3.1 sarge をインストール
長いタイトルだけど、sarge のインストーラーを試してみたくなったので、
Vine 2.1をインストールしたことのあるIBM Thinkpad 365X に、Debian のインストールをしてみた。いくつかのポイントを記しておく。
- 基本はDebian GNU/Linux インストールガイド
- Bug#279065: marked as done (Package: installation-reports) によれば、pre-RC2バージョン以降を使う必要がある。
- そこで、pre-RC2から、boot.img, root.img, net-drivers.img を取ってきて、フロッピーを3枚作成
- ブートフロッピーで起動、ルートイメージの読み込み、ドライバーイメージの読み込み
- Corega Ether PCC-TD の読み込みは、そのままでできない。
- Alt-F2 で tty2 に入り、/etc/pcmcia/config の編集。エディタには、nano を使う。すなわち、nano /etc/pcmcia/config
card "Corega PCC-TD Ethernet"
version "corega K.K.", "corega Ether PCC-TD"
bind "pcnet_cs"
のように、PCC-Tの後にDを追記する。nano の ctl-W による検索を使って Corega の行を見つけるといい。
- さらに、nano /etc/pcmcia/config.opts にて、config.opts に上記の設定を追記する。
- /etc/init.d/pcmcia restart
- ネットワークカードを挿し直す
- これで、ネットワークドライバとして pcnet-cs を選択すれば、ネットワークカードが認識する
- ネットワークさえ接続してしまえば、あとは簡単
- 基本システムがインストールされて基本システムが立ち上がったところで、再度ネットワークカードの認識をさせるために /etc/pcmcia/config[.opts] の編集、/etc/init.d/pcmcia restart, ネットワークカードの挿し直しをする。今度はエディタにviを使える。
- 基本システムインストール完了、使用HD領域は162MB
- 日本語環境の設定
- dmesg
昔、CD-ROMのないマシンに基本システムのフロッピーを7枚くらい使ってインストールしたことを考えると、ブート、ルート、ドライバの3枚のフロッピーだけで、あとはネットワークだけでインストールできるようになっているのは快適だ。
_ 寝室には、Linux のノートPCを2台並べて使うことにした。ThinkPad は非力なのでコンソール専用、Xは入れない。それとSuSEのマシン。Web の閲覧は SuSe から Firefox にて、その他コンソール環境は ThinkPad にて仮想コンソールを使ってiMacやサーバーなどにログインする。デュアルディスプレーで、1つをコンソールに使っているような環境なので、けっこういいかも。
_ キータッチが快適なので、コンソールマシンとしてはなかなかいいかもしれない。