さかさまチェス (Upside-down chess)
Variant
Chess という本の中で、1991年の冬に、Erich BartelのPatt-
schachに関する記述のあとで、Variant Chessの編集者であるG. P. Jellissは、
関連してさかさまチェスについて述べている。さかさまチェスは、ほとんどのインターネットチェスサーバー(訳注:岩野チェスページ参照)で、「ワイルド5」という名前で対戦されている。これらのサーバーでは、ポーンの昇格に関する制限はなしでゲームが行われている。白が大変有利であると思われる。このゲームが(爆発チェスや`crazyhouse-one
player bughouse'チェスとともに)よく行われているサーバーを以下に記す。
telnet chess.mds.mdh.se
5555.
ルール
ゲームは、以下の初期配置からスタートする。 (訳注:盤面を、白黒ひっくり返します。つまり、白のポーンは、あと1手で昇格できる位置から対局が開始するわけです。)
初期配置図
白:
キング e8; クイーン d8; ルーク a8, h8; ナイト b8, g8; ビショップ c8,
f8; ポーン a7, b7, c7, d7, e7, f7, g7, h7.
黒:
キング e1; クイーン d1; ルーク a1, h1; ナイト b1, g1; ビショップ c1,
f1; ポーン a2, b2, c2, d2, e2, f2, g2, h2.
以下のルールを加えても加えなくても、好きなように対戦して構わない。そのルールとは、ポーンは敵に取られた駒にしか昇格できないというものである。そのよう駒がなければ、ポーンが8列目まで進むことは許されない。
他のルールは、チェスと同じである。
原文:
Hans Bodlaender 情報提供:Tom Coffrey 訳: 関 勝寿
このページは、Hans BodlaenderさんのThe
Chess Variant Pagesを日本語に訳したものです。
This page is the translation of The
Chess Variant Pages maintained by Hans
Bodlaender.
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