仲間割れチェス (Self Eliminator)
John GallicanoとSteve Mannが、この変則チェスを1997年に考案した。とても楽しい変則ルールである。このようなアイディアはもっと前に出ているであろうと思われるところであるが、この変則ルールはThe
Encyclopedia of Chess Variantsの中には見つからなかった。 面白いことに、フランスのチェスカードゲームであるTempete
sur l'Equipierには、このような力を持つカードがある。
ルール
通常のチェスのルールがすべて適用される。ただ一つ違うところは、プレイヤーは自分の駒を取ることもできることである。
キングとルークの間に駒があるときにもキャスリングができる。しかし、このときにはキングとルークの間にある駒は取り去られてしまう。
コメント
自分の駒を取りたくなる局面が生じることがある。特に、自分のポーンを取ることが有効な戦術となるケースがまま見られる。この変則チェスは、通常のチェスにとても近いけれど異なっているという点が優れている。キャスリングの機会が増えることが、実際に役に立つ局面がそんなにあるかどうかは分からない。
原文:
Hans Bodlaender 情報提供: John
Gallicano 訳: 関 勝寿
このページは、Hans BodlaenderさんのThe
Chess Variant Pagesを日本語に訳したものです。
This page is the translation of The
Chess Variant Pages maintained by Hans
Bodlaender.
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