日本人は平和に馴れすぎた
戦後50年日本はあまりにも平和で、その間世界中のどこかで大小の戦争乃至戦争までいかないにしても、飢餓、疫病その他もろもろの災厄が起こっていてもまさに「対岸の火事」視していた。日本だけは特別だと信じてきたように見える。そのため、政治家に大物が出ない。出てもつまらないスキャンダルで失脚する例が多い。大体マスコミがよくない。馬鹿な大衆に迎合して、汚職関連の記事を書きすぎる。「一億総白痴化」という言葉が何年か前にはやったが、それを地でいっているようだ。
私見では近く、明治維新、1945年の敗戦、に次ぐ第3の国難が起こると思っている。しかしそんなに心配はしていない。国難の際には必ず諸葛孔明が出て国を救ってくれるに違いないから。(1998.5.24記)