気まぐれゲーマーの備忘録

Seki's Diary

-- 2000年9月上旬 --

2000/9/1(Fri) [n]

%1 カードゲームルール集

100種類以上のカードゲームのルールを紹介している。


2000/9/2(Sat) [n]

%1 笑って詰まして

詰将棋パラダイス誌に桂九雀氏が連載していますが、その中で紹介されていました。 なんと、日本の伝統文化の将棋と落語を合体させたという。 これは面白い試み。


2000/9/3(Sun) [n]

%1[game] Zillions of Games

チェッカーは、むきになって10回以上やってみましたが、 全然歯が立ちません。この感触だと、かなり本気に研究しないと コンピュータに勝つのは無理です。

Nim というのは、小さいころピラミッドというゲームがはやっていて、 私はその必勝法を研究したことがあるので(なんちゅうガキだ)、 それと同じなので余裕で勝てました。あとは、ハノイの塔もクリア できました。迷路は簡単すぎます。

が、しかし、他のゲームはほとんど歯が立ちません。 ちょっとやってみた感じでは、ドッジェムのような比較的ルールが シンプルで、コンピュータの思考に適したゲームについては、 強いのなんの。「これは、絶対に勝てない」と悟りました。

こうなってくると、やはり挑戦すべきところはシャンチーとかチャンギ とか、マックルックとか、こんなところかなぁ。 シャンチーは、少し駒を動かしているだけですぐに駒損をしてしまう。 まだルールに慣れていないとはいえ、けっこうこのゲームも激しいんだな。 チャンギは、勝てそうな気もしたけど負けました。 マックルックは、5回くらいやって全部負けました。 あとは、チェスや変則チェスもためしてみよう。

してみると、けっこうこのゲームの思考ルーチンはしっかりしているという ことになります。将棋ならば将棋、チェスならばチェスに特化したプログラム ならば、いろいろと教え込ませることができるけれど、このプログラムは 何度も書いているように、ルールを記述する言語ファイルがあり、その ルールを元に思考ルーチンを組み立てています。もう少し正確に表現すると、 思考ルーチンの中で先読みに関する部分は共通ですが、局面の評価関数を ゲームのルールから求める手法を開発したとのことなのです。そして、それ だけで、どのゲームもこれだけの強さを実現しているとすると、やはり このプログラムは画期的なプログラムだな、と驚嘆します。

もっとも、将棋をしてみるとすぐにぼろが出るのは、将棋の場合「駒をはる」 という特殊性がこの思考ルーチンに適していないという点もあるのかもしれ ません。

%2[game] Pocket Knight

Zillions of Games で、ポケットナイトにて勝利。 はじめは、通常のチェスをやりましたが軽く負け(笑)。 最近、チェスをやっていなくて実力が落ちているというのもあるので ちょっとコンピュータの強さは分からない。 と、思ってフェアリーの中からポケットナイトを選択。 これは、好きなときにナイトを1回だけ盤上の好きなところに置くことが できるというルール。 なんだか、コンピュータはいきなり置いて来る。しかし、これは 温存しておいた方が特なのでは?いろいろと、両取り(フォーク)を狙えるし。

途中、かなりコンピュータも強いことをやってくるので、何回か 待ったをして(笑)続けてみたところ、感心する手を指してくるのとは 裏腹に「あれ?」という弱い手も指して来る。そうこうしているうちに、 最後、チェックメイトのときにはじめてナイトを使って勝ちました。

この調子だと、チェスも頑張れば勝つチャンスあり?そして、シャンチー、 チャンギも?

%3 チャイニーズチェッカー

Zillions of Games の中にあるチャイニーズチェッカーをやってみたところ、 はじめてルールを読んだだけなのに勝ってしまった。これは意外です。 こういったゲームに、このソフトのちょっとした弱点があるのかもしれない。 なにしろ、どんどん進んで来ないと勝てないはずなのに、あまり進んで 来ないのです。

そして、今、疑問に思っているのが、このチャイニーズチェッカーという ゲームは、よく玩具屋に売っている「ダイヤモンド」というゲームと同じ なのかどうか。盤面は同じであることは、 Yahoo!のチャイニーズチェッカーを見れば分かるし、ルールもだいたい同じだろう。 このチャイニーズチェッカーというゲームの名前も聞いたことがあれば、 ダイヤモンドというゲームも見たことがあるのですが、双方が結び付いたのが はじめて。そして、Zillions of Games の中のチャイニーズチェッカーの 説明を読むと、チャイニーズという名前はついているものの、中国は関係ない ようです(笑)。19世紀の Halma というゲームの1つのバリエーションで、 1930年代に市場に出たとされています。

そして、この Halma というゲームも Zillions of Games の中に含まれていて、 1883 年にハーバード薬科大学の卒業生 George Haward Monks が発案したと 説明されています。Halma については、また今度やってみる予定です。

そして、チャイニーズチェッカーという名前はついているけど、このゲームは 中国とは関係ないので、日本では「ダイヤモンド」という名前で通っている のかな?というのが私の推測。今度、ダイヤモンドを買ってみよう。 そして、Yahoo! でも少し遊んでみて、同じルールであることを確認して みようと思います。

%4 Halma and Chinese Checkers

気になったのでちょっと検索してみたところ、この前バックギャモンの歴史を 翻訳した James さんのページが引っかかりました(笑)。 ハルマが元となってできた星型のボード(写真がありますね)がドイツの会社に よって Stern-Halma という名前で商標を取得した。それが、アメリカに 来たときにチャイニーズチェッカーという名前になったらしい。 ということは、もしもアメリカ経由で日本に伝わって来たらチャイニーズ チェッカーという名前になったところが、アメリカを経由せずにヨーロッパ から直接、あるいは他の経由でやってきたためにダイヤモンドという名前に なったのだろうか。商標に気を付けて、名前が同じにならないようにしたとか。

とりあえず、ダイヤモンドの現物を手にいれてからまた考えます。


2000/9/4(Mon) [n]

%1 FreeCell#1941

日本にも、こういうページがあったのか。 Hansさんの文章を読んで、感動したことはあったのですが。

%2 FreeCell -- General Information and Index of Solutions

Hans さんの文書からリンクされてはいますが、こういうプロジェクトはすでに かなり進んでいるようです。11982 は、たしかに「不可能」とされていますね。

%3 チャイニーズチェッカー

今度は、Yahoo で一度だけやってみました。 相手は、11才の女の子でした。 James には、Snames and Ladders とともに 「子どもの好きな遊び」として紹介されていることを思いだし、 このゲームは年齢層が低いのかな?と思いました。 別に、だから奥が浅いとかそういうことをいいたいのではなくて、 比較的とっつきやすいゲームなのかもしれない、という印象です。 そして、いきなり11才の女の子を負かしてしまった私はいけない大人? でも、なぜかその女の子には、気に入られてしまったようです。

デジモンのこととか聞かれても、私には分からないんですよね。 たしかに、日本人ならば分かると思うのも無理ないですけど。 ちなみに、ハンドルから察するにセーラームーンのファンですが、 あえて突っ込みませんでした(だって、聞かれてもなにも分かりません から (^^;)。


2000/9/5(Tue) [n]

%1 つゆだくさんからのメッセージ

>> いきなり11才の女の子を負かしてしまった私はいけない大人?
いけないかどうかはさておき、「大人げない」かもしんない(爆)。

昨日の話ですね。貴重なご意見ありがとうございます。 これからも、当日記をたまには訪れていただき、気軽にコメント、 突っ込みなどをいただければありがたく思います。

「つゆだく」というハンドルは、もしかして吉野屋のあれですか?


2000/9/6(Wed) [n]

%1 ギャモン with Linux

とりあえず作っておきたいな、と思っていたページ。 とはいえ、きっと作ってもあまり読む人はいないだろうということで、 最初から気合いをいれて作るのはやめました。 興味のある方がいるようでしたら、もう少しまともに作ります。


2000/9/7(Thu) [n]

%1 いとちんの日記広場

日記限定リンク&サーチエンジンをはじめたとのメールが来る。 日記を書いている人の業種で分類している。 私の日記は、あまり業種で分類してほしくないので当面は登録せず。

%2 お仕事メモ

お仕事関係の日記を分離しました。同じく tds を使い、トップページにそのまま記述。 こちらは、まさに名前通り「メモ」であり、あまり他人が読んでも楽しくないと 思います。もっとも、この日記も他人が読んで面白いとは思えませんが。 まあ、日記なんてそんなもんでしょう。

こうして分離した方が、仕事関係の記録もプライベートな記録も、両方 残しやすいという意味があります。


2000/9/8(Fri) [n]

%1 辛夷祭

後輩のために、宣伝しておこう。

先輩の皆様
いかがお過ごしでしょうか?
今年も辛夷祭の季節が参りました。
私たち3年G組は、時代劇'TRUTH'を上演します。
これは、幕末を生きる志士たちの友情の話です。
高校生最後の行事ということもあって、
かなり熱が入ってます。
辛夷祭に訪れた際には是非ご覧になって下さると
うれしく思います。

                                  広報担当藤田彩香

*

3年G組
演劇'TRUTH'
9月9日(土)am9:45開場
             10:00開演
東京学芸大学附属高校大体育館にて

%2 Zillions of Games チャレンジ

勝ったゲーム、負けたゲームを一覧できるようにしておいた。 それぞれのゲームのバリアントを入れると膨大な量になりますが、 とりあえずは基本のゲームを中心に入力しました。

%3 ねぎだくさんからのメッセージ

>> 後輩のために、宣伝しておこう。 
エラいねぇ。実に偉すぎる(笑)。

>> 時代劇'TRUTH'を上演します。
このタイトルに一瞬ピクリとしてしまったおいら(笑)。
これだけの情報では断言できませんが、おそらく「演劇集団キャラ
メルボックス」って劇団が上演した演目なのでは? と...
「キャラメル〜」は今から15年ほど前、早稲田の演劇サークル(?)
から発展して旗揚げされた劇団です。所謂「小劇団」という部類の
劇団でしたが、客員動員数がそうそう増えにくいこの世界で動員数
をメキメキと伸ばしてきた劇団です。というのもありますが、
知っている人は知っているという俳優・上川隆也(NHKで放映
された「大地の子」でブレイクした)が所属している劇団という
ことで一躍有名になってしまいました。

>> これは、幕末を生きる志士たちの友情の話です。
ここの劇団は「友情」と「恋愛」が得意なところで、おいらも実は
結構泣かせて、笑わせていただきました(笑)。
# 泣かせるだけ泣かせるけど、最後はハッピーエンドで終わる
  から観劇するには安心なのだ(笑)

なるほど。今の高校生にも「キャラメル」って支持されてるんです
ねぇ...

わたしは上川隆也がブレイクする前からこの劇団の芝居には足繁く
通っていましたが、すごくメジャーになって千秋楽のチケットを
取るのも難儀になってきたので、ここ数年はお休みしてます。
# ま、久々にいってみっかな(笑)

ちなみに「演劇集団キャラメルボックス」のHPはこれです。
http://www.caramelbox.com/

今日の日記に、早速つっこみをいれていただき感謝します。 最近は、吉野屋ハンドルが流行なのでしょうか? 明日、早起きしたら行ってみるかな。 「早起きしたら」という仮定にかなり無理があるけど(笑)。


2000/9/9(Sat) [n]

%1 ATOK X for Linux

買おうかな。一応、Windows の ATOK は 8, 9, 11 あたりを買ったような 気もするけど、ユーザー番号とかなんとか、よく分からない。 アップグレードで購入するためには調べないと、かな。

というか、Turbo を持っているので ATOK12 SE for Linux ユーザーでも あるわけかな?だとすると、こちらから優待販売の方がいいのかも。

Debian でも動作環境してくれよ……。

%2 著作権情報センターの解説文について抗議します

賛同者リストにいれてもらうことにした。

%3 Office文書に“Webバグ”(ZDNET)

なるほど、それは面白い方法だ。まあ、別に自分の文章がどこで読まれているか、 追跡したいとは思いませんが……。

%4 ジャンボ将棋

21世紀の将棋はじめ話題の将棋、飾駒で夢を実現のホームページを開きました。
是非ご覧になってください。

という案内が来たので見てみましたが、どこがすごいのか分からない。 ただの将棋セットではないのでしょうか?(^^;

%5 Darwin

Software Design 9月号の記事で、はじめて Darwin について知る。 今まで、Mac には興味がなかったため Darwin のことは全くしらなかった のですが、この記事を読んでみたところ、非常に面白い。 Darwin は、MacOS の時期バージョンである Mac OS Xのコア部分になる、マイクロカーネルアーキテクチャを採用したOSで、 フリーで公開して開発をしているとのこと。 Mac OS X は、この上に GUI などをかぶせたものになるようです。

Darwin は、Mach 3.0 をコアカーネルとして、その上に FreeBSD 3.2-RELEASE をベースにしたカーネルをサブシステムとして構築しているため、 メモリ保護機能、仮想メモリ、プリエンプティブなマルチタスク、 BSDシステムで利用できるさまざまなアプリケーションの利用、 などといったことが可能となり、さらに Mac の機能も使えるように なるとのこと。これは、すごすぎます。 今までの Mac OS とは、まったく違う OS になります。

Mac OS X の Public Beta バージョンは、今夏のリリースとのこと。 正式版のリリースはいつになるんだろう。いえ、Mac を持っていない 私が待っていてもしかたないのですが(笑)。

Darwin for Intel などという怪しいものも開発されているようで、 まだ Apple がなければインストールできず、さらに GUI もなにもない 開発がはじまったばかりの状態らしいですが、これもちょっと楽しみ。

そして、なによりも興味深いのは、Darwin ではパッケージ管理システムに Debian を採用しているということです。まだ、いろいろな問題があり Debian GNU/Linux のパッケージをそのまま利用できる状態にはありませんが、 将来的には Debian の膨大なパッケージをそのまま使えるようになる可能性があり、 もしもそうなったならば、Mac OS X は、この上ない魅力的な OS になるでしょう。 今まで Mac には興味を示さなかった、というよりは少しは興味はありましたが あえて手を出さなかった私ですが、そこまで仕上ったら Mac にも手を出さずに いられなくなるかも(笑)。

Apple も、なかなかがんばっているな。マシンは持っていませんが、応援しよう。

%6 Midnight Tournament

六本木の le sejour で毎月開かれるギャモン大会、先月がはじめてなので 今回が2回目、皆勤です。

ビギナークラスに参加。すべて7ptマッチです。 tokyofats さん、阿部さんを破り、なんと3回戦進出。 阿部さんとの戦いは、たしか 3-4 でリードされていたところ、キューブを 引きました。キューブを引いてから、どんどん攻め込まれ、ギャモン負け しそうになりました。エースポイントゲームで、4を振ればヒットできると いうほぼラストチャンスを迎えました。 ここで、4を振らなければおそらくギャモン負け、そうなればマッチを失う。 4を振れば、おそらく相手はキューブをパスするだろう。 そうすると、ここはキューブを打ってダブルマッチポイントにした方が得では? との判断でキューブを打ち、きちんと4を振って仕上げました。 だいたい、 こんな感じだったかな?と、スノーウィーで確認したら、正解だったようです。 ただ、ポジションはかなりいい加減です。

12人出場で、私は4回勝たないと優勝できない方にいたので、あと2回で優勝です。 ここであたった相手が、 ジョーカーさんです。 この方には、去年のチャレンジカップでギャモンボードをいただいたという 恩があります。その恩があるからというわけではないのですが、負けました。 1回目はジョーカーさんのキューブをテイクして負け。 途中、ジョーカーさんは「ギャモンを取る」と言ってました。 「ギャモンですか?」と聞いたら、「だって、ギャモン取るつもりで ダブルかけたんだもん」と笑うジョーカーさん。むむ、おそるべし。 実際、そのあとギャモニッシュな展開になりましたが、 なんとかギャモンは逃れました。 2ー0です。そして2回戦。ちょっと早めのキューブを打ったところ、 ジョーカーさんは「こっちからキューブを打とうと思っていたのに」とテイク。 「リダブルしますか?」と聞いたら、「リダブルはまだ……」とちょっと 弱気になるものの、次のロールあたりで「じゃあ、リダブルしようか」と きちんとリダブル、私の気分的にはイージーテイク。(^^; ジョーカーさんは、軽く勝つような雰囲気でしたが、私の6ー5の ラバーズリープを見て、「こういうことがあるからなぁ」とジョーカーさん。 これで、勝負になったか? それから、ランニングゲームになりました。ピップは同じか、ちょっと負けてる かもしれません。ここで、負けたら6ー0で、勝つ確率はかなり低い。 それならば、ここはDMPにしてしまえ!と、8倍を打ちました。 そのあとは、ジョーカーさんの見事なゾロ目攻撃で、大差で仕上りました。 ジョーカーさんは、きちんと優勝したとのことなので、セトルしておくべきだったか。 準決勝のセトルに応じる人とも思えませんが……(笑)。 私の場合は勝負師タイプではなく、軽口をたたきあいながらの気楽な戦いを 好む方なので、ジョーカーさんとの戦いはなかなか楽しかったです。

さて、そのあとに、8人のジャックポットに出場。 不思議なことに、永井さん、市川さんという強豪2人に勝ち、決勝に進むことが できました。5ptマッチという短い戦いだったので、なんとか勝てたのでしょう。

準決勝を戦っているのは、 samiさんと仁木さんです。この2人の勝った方が、私と対戦です。 私は、samiさんが開いている 道院に入門しているため、sami さんは私の師匠です。 師匠の戦いを、しばらく観戦していました。 仁木さんが勝ち、決勝戦。3-3 でキューブをテイク、DMPです。 負けそうな感じがしていたところ、5ゾロを振って3ポイントと1ポイントを ヒット&メイク、ブリッツ気味の展開になります。 そのあとも、どんどんヒットして仁木さんのチェッカーは私の2ポイントに 積み上がります。ベアオフでも、何回かこちらにブロットができるものの、 ことごとくヒットできずに、仕上りました。まさに、ラックの勝利と言えるでしょう。

というわけで、なんとかジャックポットに優勝することができました。

仁木さんといっしょに途中まで帰りました。 23:55ごろに六本木の駅に言ったら、すでに北千住方面の電車はなく、 しかたないからタクシーで帰ろうとしたら、仁木さんに恵比寿、品川まわりならば まだ電車があるかもしれないと教えてもらい、その方法で帰りました。 品川から、0:45発上野行き最終に乗り、上野から歩いて帰りましたとさ。


以上、9日分です。 (直前の日記

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Katsutoshi Seki <seki@ylug.org>

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